11月12日 安部 公房 [日々の記録]
数学、微分積分、一次変換、確率、二次曲線とか。
化学、有機。
物理、電気回路など。
英語、英単語、長文、リスニング、音読。
古文単語。
特に書くことがない日は、過去に読んだ本について書きます。
安部 公房「壁」。安部公房の文章をはじめて読んだのはたしか国語のテストだったとおもう。鞄について書いてある話だった。文章中の比喩表現が面白くて他の作品も読んでみたいと思い、本屋でこの本を手に取った。芥川賞受賞作!面白そうだ、と思った。読んでみるとなんだこれは!?という感じ、かなり難解というか、なんというか、よくわからない(笑)。結局最後まで読んだけど途中からさっぱり・・・。読んだあた変な気分。こういう小説もあるんだなということが衝撃的だった。
他にも「砂の女」、「箱男」、「第四間氷期」、「笑う月」(鞄の話はたしかこの中にあったと思います)、「箱舟さくら丸」を読んだ。
どれもほんとに同じ人が書いたのかと思うくらい個性的です。個人的に面白かったのは「箱男」。箱に入って外の世界を見るのです。普段私たちは「見る」と「見られる」という日常生活のなかで暮らしています。「見る」、「見られる」の二項対立。。。しかしこの作品の人物はそのどちかの究極の立場として登場する。箱男は究極的なまで見る立場の人間。さてその逆は?・・・こんな感じの本でかなり面白かった。
「第四間氷期」もSFみたいで面白い。「砂の女」は映画にもなり有名ですね。たしかグールドが好きだったはずです。この映画は白黒じゃないといけない、と。「笑う月」は短編集。「箱舟さくら丸」は登場人物は個性的。面白いんだけど、どこか気持ち悪さを感じる。
以上、理系が純文学を読んだ感想でした。
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